脱感作・リラクゼーション

お口を開けてもらえないときは、相手をリラックスさせてあげることが大切なの。

お口が開かない原因は?

お口が開かない原因は?

お口が開かない原因は、ほとんどの場合、心理的要因によるものです。 心身の緊張をほぐすと良いでしょう。
ただし、お口が開かない原因は病気と関係している恐れもありますので 決して無理をせず、心配な場合は医師や歯科医師への相談をおすすめします。


脱感作(だつかんさ)ってなーに?

会話の機会が減り、お食事をお口からあまり食べなくなると、 お口の運動が不足し、口腔内が過敏になったり、感覚の異常が出たりすることがあります。 そういった症状を和らげていくことを、脱感作(だつかんさ)と言います。

リラックスしてもらうために

リラックスしてもらうために

ケアをする相手にリラックスしてもらうためには その方がリラックスできるような雰囲気をつくることも大切。 まずはお口に遠いところから、やさしく声をかけながら触れるようにしましょう。
手のひら → 腕 → 肩 → ほほ
徐々にお口に近づくようにします。


触れながら、マッサージをする

お話しながら肩を揉み、首のマッサージを行い、それからお顔に触れて だ液腺のマッサージ、お口のストレッチなどを行います。 だ液腺のマッサージは緊張をほぐすだけでなく、だ液が分泌しお口の中が潤います。
ほかにも、保湿剤を塗りながら口腔内のマッサージを行うと、 過敏な症状がなくなり、口腔ケアが受け入れてもらえやすくなります。

上手くできない時はどうしたらいいの?

それでも触れられることに拒否が強い方には、会話をしながら、 まずは指先から触れてみてください。 そこから手のひら、腕、肩、と徐々に触れる位置を口元に近づけていきます。

大切なのはあせらないこと

口腔ケアをさせていただけるまでに、何日か必要な方もいらっしゃいます。 思うように進まなくても、あせる必要はありません。 相手のペースに合わせて、ゆっくりと進めるようにしましょう。


そっか、はじめて口腔ケアに挑戦した時に触ることができなくてもあせる必要はないんだね。よかった。上手くいかないとぼくのせいなのかなって不安になるところだったよ。

生活に自分のリズムがあるように、口腔ケアだって人それぞれリズムは
あるの。ケアをする相手にリラックスしてもらうためには、わたしたちも
同じようにゆったりとした気持ちを持つことなの。