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粘膜のケア
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STEP2 粘膜ケア
ほほの内側
ほほの内側には、お口に残った食べかすや痰が付着していることがあります。
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唇の内側
だ液が少なく、お口の筋肉が動かないと汚れがたまりやすくなります。
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上あご
上あごにはお口に残った食べかすやはがれ落ちた粘膜、細菌、痰などの汚れが付着しています。
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歯ぐき
高齢になると、食べかすや入れ歯の汚れも歯ぐきにもつきやすくなります。
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舌
舌には汚れが残りやすく、放置すると味覚が鈍くなることがあります。
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ほほの内側
ほほのケアは、リハビリ効果もあります。
ほほにはこんな汚れがたまります
ほほの内側に、食べかすや吐き出せなかった痰などが、お口の中に残ってしまっていることがあります。
また、お口をあまり動かさなくなった方や、だ液が十分に足りていない方は乾燥が進みやすく、新陳代謝もうまくできなくなるため、粘膜が硬くなってしまう場合があります。
ほほと歯ぐきの間には、とくに食べかすが残りやすいので、丁寧に注意して取り除くようにしましょう。
ほほのケアが「ほほのトレーニング」に
ほほに食べかすや痰などが付着したままになっている場合は、ほほの筋肉の動きが十分でない可能性があります。ほほの筋肉がしっかり機能していないと、食べたり飲み込んだりすることが難しくなるだけでなく、会話もしづらくなります。
そのため、ほほの筋肉には適度な刺激を与えることが大切です。筋肉は刺激を受けることで、徐々に力を取り戻していきます。ほほのケアは、粘膜を保湿して清潔に保つだけでなく、ほほの筋肉をトレーニングするという役割もあるのです。
ほほのケア方法
用意する器具
次の器具を用意しましょう。
保湿剤(必要に応じて)
マウスウォッシュ(必要に応じて)
スポンジブラシまたは、口腔ケア用ウェットティッシュのいずれか
ほほのケア方法
それぞれの器具の使い方について「
ケアに適した器具
」でご紹介しています。
ほほのケアは汚れをきれいにするだけでなく、スポンジブラシなどで刺激を与えることで、筋肉のトレーニングにもなります。汚れをすべて取りきれなくても、ほほのケアを続けることでトレーニングになると考えて続けていきましょう。
「ケアに適した器具」ページを見る >
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POINT
ほほのケアはきれいにするだけでなく、リハビリ効果もあります。
お口は全体をケアする必要があって、唇をしっかりと閉じることで、食べものをお口の中に入れておくことができるの。
食べるために大切な役割がある唇のケアも忘れずにね。
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唇の内側
唇の内側の粘膜は、小帯(しょうたい)を傷つけないようにやさしくケアしましょう。
唇の内側にはこんな汚れがたまります
唇の内側も、ほほと同じように、食べかすなどが残りやすい部分です。だ液が十分に分泌されなかったり、お口のまわりの筋肉がうまく動いていなかったりすると、唇の内側に汚れがたまりやすくなります。また、唇の内側と歯ぐきの間にも、食べかすがたまりやすいので、しっかりとケアすることが大切です。
唇の内側のケア方法
用意する器具
次の器具を用意しましょう。
保湿剤(必要に応じて)
マウスウォッシュ(必要に応じて)
スポンジブラシまたは、口腔ケア用ウェットティッシュのいずれか
唇の内側のケア方法
それぞれの器具の使い方について「
ケアに適した器具
」で紹介しています。
「ケアに適した器具」ページを見る >
ケアの際は小帯に注意
ご自分の唇の内側をさわってみるとすぐにわかりますが、唇の内側には小帯(しょうたい)という細い筋があります。
小帯は、強くこすると痛みを感じるため、唇の内側を器具や指を使ってケアする際には注意しましょう。
唇の内側の粘膜は、小帯を避けてケアすると安心です。
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POINT
唇の内側も含めて、お口全体をケアしましょう。
お口は全体をケアする必要があるの。唇をしっかりと閉じることで、食べ物をお口の中に入れておくことができるの。食べるために大切な役割がある唇のケアも忘れずにしてほしいの。
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上あご
見えない部分のケアも忘れないようにしましょう。
上あごにはこんな汚れがたまります
上あごにも、食べかすやはがれ落ちた粘膜、細菌、痰などの汚れがつきます。
高齢になると、感覚が鈍くなったり、お口の中が乾燥したりすることで、上あごに食べかすがついていることに気づかないことがあります。
また、こびりついた食べかすがなかなか取れず、お味噌汁のワカメなど、あまりかまずに飲み込んだ食べもののかたまりが、食後しばらくたってから見つかることも少なくありません。
上あごにもひそむ細菌
なにかを飲み込むとき、舌は必ず上あごにふれて、こするように動きます。しかし、加齢とともにこの動きや力が弱くなってしまうため、上あごや舌には細菌が多く残りやすくなります。
とくに、入れ歯を使っているご高齢の方の上あごには、たくさんの細菌がいることがわかっています。これらの細菌の中には、むし歯菌や歯周病菌など、誤嚥性肺炎の原因となる菌も多く含まれていますので、上あごのお手入れも忘れずに行いましょう。
上あごのケア方法
用意する器具
次の器具を用意しましょう。
保湿剤(必要に応じて)
マウスウォッシュ(必要に応じて)
スポンジブラシまたは、口腔ケア用ウェットティッシュのいずれか
上あごのケア方法
それぞれの器具の使い方について「
ケアに適した器具
」で紹介しています。
上あごは奥から手前に5回程度、なでるようにケアをしましょう。ただし、加減しすぎて、そーっとなでると、くすぐったくて気持ちが悪い部位です。力加減には気をつけましょう。
「ケアに適した器具」ページを見る >
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POINT
ご高齢の方の上あごは、汚れがたまりやすい場所とおぼえておきましょう
わたしたちはお口の中に食べかすがついても、だ液で洗い流すことができるの。でも高齢になると、上あごの汚れを自分の力だけで洗い流すことがむずかしくなってきてしまうからケアをして清潔を保つことが必要なのよ。
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歯ぐき
歯ぐきは入れ歯をはずしてから、ケアしましょう。
歯ぐきにはこんな汚れがたまります
高齢になると、多くの方が入れ歯を使うようになります。そのため、食べかすはもちろん、入れ歯に付着する「デンチャープラーク」と呼ばれる汚れが歯ぐきにもついてしまうことがあります。デンチャープラークは、入れ歯につくヌルヌルとした落としにくい汚れで、たくさんの細菌を含んでいます。
入れ歯をはずしたときには、それまで入れ歯とふれていた歯ぐきのケアも忘れずに行いましょう。
また、ご自分の歯が残っている方は、入れ歯と接している歯に歯垢がたまりやすく、むし歯になりやすいので、注意してケアをしましょう。
入れ歯のお手入れ方法については、「
入れ歯のケア
」でご紹介しています。ぜひご覧ください。
「入れ歯のケア」ページを見る >
健康な歯ぐきと不健康な歯ぐき
健康な歯ぐきは、薄いピンク色をしていて、歯肉がキュッと引き締まっているように見えます。
しかし、歯周病などで歯ぐきに炎症が起こると、歯ぐきが腫れて赤黒くなってしまいます。歯ぐきは、正しいケアを続けることで、健康的な薄いピンク色の状態を保つことができます。
炎症を起こしてしまった場合でも、ケアを続けたり、歯科医師や歯科衛生士のアドバイスを受けることで、少しずつ健康な歯ぐきを取り戻すことが可能です。いつまでも健康な歯ぐきを維持しましょう。
歯ぐきのケア方法
用意する器具
次の器具を用意しましょう。
保湿剤(必要に応じて)
マウスウォッシュ(必要に応じて)
スポンジブラシまたは、口腔ケア用ウェットティッシュのいずれか
歯ぐきのケア方法
それぞれの器具の使い方について「
ケアに適した器具
」で紹介しています。
入れ歯と接していた部分の歯ぐきは、炎症を起こして赤くなってしまっていることがあります。入れ歯の調整で症状が改善する可能性もありますので、まずは歯科医師に相談をしましょう。
「ケアに適した器具」ページを見る >
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POINT
歯ぐきは正しいケアを続けることで、健康的な状態を保つことができます。
歯ぐきをきれいにして、汚れや細菌を減らしていくことで、いくつになっても健康な薄いピンク色の歯ぐきでいることができるのよ。
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舌
舌のケアはお口と全身の健康のためにとても大切です。
舌のこと、知っていますか?
舌の表面は、ふかふかの絨毯のような構造になっています。そのため、舌には汚れや細菌がたまりやすい特徴があります。汚れをそのままにしておくと、味覚が鈍くなることもあります。
また、舌は筋肉でできているため、会話の機会が減り使うことが少なくなると、舌の機能がだんだん低下してしまいます。さらに、お口が乾燥すると、上あごと舌がこすれにくくなり、細菌が舌に付きやすくなります。
舌のケアを続けて清潔にすることは、さまざまなよい効果が期待できます。
舌のケア方法
用意する器具
次の器具を用意しましょう。
保湿剤(必要に応じて)
マウスウォッシュ(必要に応じて)
スポンジブラシ、口腔ケア用ウェットティッシュ、 舌ブラシのいずれか
舌のケア方法
それぞれの器具の使い方について「
ケアに適した器具
」で紹介しています。
舌のケアで清潔を保ち、また刺激を与えることによって舌は少しずつピンク色の健康な状態を取り戻していきます。舌に汚れがついていても、一回ですべてをきれいにしようとせずに、毎日のケアを続けていきましょう。舌の汚れである「
舌苔(ぜったい)
」のケア方法も、あわせてご参照ください。
「ケアに適した器具」ページを見る >
「舌苔のケア方法」ページを見る >
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POINT
舌のケアを続けて清潔に保つことで、さまざまなよい効果が期待できます。
もちろん一度にすべての汚れを取り除くことはできないのよ。でも日々のケアを大切に、継続しておこなっていくと、少しずつ汚れは取れるの。はじめのうちからきれいにすることができなくても、あせる必要はないのよ。
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