入れ歯のケア

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STEP2 お口の中

お口の中の観察

お口の中の観察
入れ歯をはずすと、入れ歯の方に注目しがちですが、お口の中も忘れずにチェックしましょう。

観察のポイント

観察のポイント
入れ歯の不具合は、入れ歯だけではなくお口の中に問題があることも考えられるため、注意して観察しましょう。

ブクブクうがい

ブクブクうがい
入れ歯をはずした後は、入れ歯のお手入れだけではなく、粘膜のケアも行います。
まず大切なことは、ブクブクうがいです。

粘膜の清掃

粘膜の清掃
入れ歯を使用している場合、はずした入れ歯のお手入れのほか、入れ歯をつけていたお口の中も同様にきれいにする必要があります。

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お口の中の観察

 入れ歯をはずして一番にすることは、うがいとお口の中の観察です。

お口からのサインを見つける

お口の観察
入れ歯をはずすと、入れ歯の方に注目しがちですが、お口の中も忘れずにチェックしましょう。

「痛いところはないですか?」
「ゆるくないですか?」
「うまくかめますか?」

などの質問をしながら、うがいをしていただき、お口の中を観察します。
高齢になると感覚機能が低下し、ご自分のお口のサインに気がつかないこともあります。
とくに、まひのある方や寝たきりの方の入れ歯のお手入れをする際には、お口の中も注意深く観察しましょう。
詳しくは「観察のポイント」をチェックしてください。

新しい入れ歯の落とし穴

入れ歯
とくに新しい入れ歯を使用するときは、粘膜の薄い部分が粘膜の下の骨と入れ歯にはさまれて、痛みが出ることが多くあります。これは、骨の上にある粘膜がすべて同じ厚みではないために起こる場合があるほか、お口を動かしたときにお口のまわりや舌の筋肉などがうまくなじめないことによる大きな違和感も起こります。
痛みや不具合を感じたら我慢せずに、歯科医師・歯科衛生士に相談しましょう。
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POINT

入れ歯だけじゃなく、お口の中も観察しましょう。

入れ歯はお口やからだの健康を守るためのものなの。
大切なのはお口に合っているかどうかだから、入れ歯をはずしたときには、お口に異常がないか確認してほしいの。
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観察のポイント

入れ歯が合っていないと、お口はちゃんとサインをくれます。

観察のポイント

入れ歯をはずした後のお口の中は、次の点に気をつけながら観察をしましょう。

入れ歯の不具合は、入れ歯だけではなくお口の中に問題がある場合も考えられます。注意して観察しましょう。違和感が続くときには歯科医師の診察を受けることをおすすめします。

日常生活と入れ歯

お口の中を観察しているときだけではなく、日常生活の中でも観察すべきポイントはあります。

次のような点に気づくことはありませんか?

※入れ歯やお口に関する問題は非常に個人差が大きいものです。少しでも気になることがあれば、すぐに歯科医師・歯科衛生士に相談しましょう。
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POINT

クラスプを引っかける支えの歯は、むし歯になりやすいので注意が必要です。

クラスプ部分には歯の汚れである歯垢がたまりやすいから、それと接する支えの歯にも歯垢がつきやすいの。丁寧に歯をみがいてしっかり汚れを落としてほしいの。
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ブクブクうがい

お口をブクブク動かすうがいは、ほほや歯ぐきの汚れも取り除くことができます。

入れ歯をはずしたあとの、ブクブクうがい

ブクブクうがい
入れ歯をはずした後は入れ歯のお手入れだけではなく、粘膜のケアも行います。まず大切なことは、ブクブクうがいです。お口に水を含んで、数回ブクブクとお口を動かします。ブクブクうがいの正しい方法は歯のケア「ブクブクうがい」ページや「保湿」ページでご紹介しています。

ブクブクうがいの効果

ブクブクうがいは、お口の粘膜と入れ歯との間に付着していた食べかすや汚れを取り除きます。また、お口の筋肉の運動にもなり、リハビリ効果が期待できます。ブクブクうがいがむずかしい方は、口腔ケア用ウェットティッシュなどで、入れ歯をはずしたお口の中の汚れをふき取ります。粘膜のケアの前だけではなく、ケアの後にもブクブクうがいをして清潔なお口を保ちましょう。
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POINT

ブクブクうがいは、保湿やリハビリの効果も期待できます。

ブクブクうがいができる場合は、起床後、お食事後、口腔ケア前、ケア後など、1日に何度もおこなってお口の保湿と清潔を心がけてほしいの。
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粘膜の清掃

お口の中の粘膜のケアは、 入れ歯のお手入れとセットです。

お口の中の粘膜のケアは入れ歯のお手入れとセットで行う

お口の粘膜のケア
入れ歯を使っている場合は、はずした入れ歯のお手入れだけでなく、入れ歯をつけていたお口の中も同じように衛生的に保つことが大切です。これは、入れ歯を使っているお口の中では、入れ歯によって多くの細菌が繁殖しやすくなるためです。入れ歯と歯ぐきの間や、入れ歯と上あごの間には汚れがたまりやすく、細菌が増えやすい部位になっています。
とくに、上あごや舌には、誤嚥性肺炎の原因となる細菌が多く付着していることがわかっています。
このような理由から、お口の粘膜のケアはとても重要です。
そのため、入れ歯をお使いの方ほど、お口の中のお手入れを丁寧に行いましょう。

入れ歯も粘膜も清潔に

入れ歯洗浄
入れ歯をお口からはずしたときに入れ歯が汚れている場合は、お口の中も同じくらい、あるいはそれ以上に汚れている恐れがあります。お口の中の細菌を減らして健康を保つためには、入れ歯だけでなく、お口の粘膜のお手入れも意識することが大切です。
粘膜のケアをしている間の入れ歯は、水を入れた専用の容器などに入れて保管することをおすすめします。
粘膜のケアの方法については「粘膜のケア」ご参照ください。
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POINT

入れ歯だけでなく、お口の粘膜のお手入れも意識して行いましょう。

入れ歯のお手入れももちろん大切なの。でもお口の中が汚れていると、せっかくきれいにした入れ歯にまた汚れがついてしまうの。無理なケアをしない範囲で、粘膜もきれいにしてほしいなって思うのよ。
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