義歯安定剤について

義歯安定剤は長期間使い続けるものではなく、一時的に使うためのものなの。
歯医者さんに使い方を聞いてから使うのよ。

義歯安定剤ってなーに?

起きている時は、お口の中へ

義歯安定剤とは、入れ歯の土台部分である義歯床の内側に塗り、歯ぐきや上あごとの粘着性や密着性を高めて、入れ歯がずれずにお食事したりお話したりするためのサポートをするものです。
義歯安定剤は、お口が渇きやすいなどの理由で入れ歯がずれる方が使うことが多く、クリームタイプ、パウダータイプ、クッションタイプなど、その種類は様々あり、使い方も異なります。


クリームタイプ

クリームタイプの義歯安定剤は、だ液などの水分を含んで粘着性を発揮します。

クリームタイプの使い方

クリームタイプの使い方

パウダータイプ

パウダータイプの義歯安定剤は、だ液などの水分を含んで粘着性を発揮します。

パウダータイプの使い方

パウダータイプの使い方

クッションタイプ

クッションタイプの義歯安定剤は、粘着性を高めるというよりも、入れ歯と歯ぐきの間に厚みを作り出すことで、入れ歯が歯ぐきにあたる痛みを和らげます。
2~3日連続で使用することができますが、金属床の入れ歯には使用できませんので注意しましょう。

クッションタイプの使い方

パウダータイプの使い方

義歯安定剤を使用する前に

入れ歯がお口に合わないような感じがする、噛みにくい話しにくいといった場合は、義歯安定剤に頼るよりも、まずは歯科医師に相談することをおすすめします。
義歯安定剤の使用はあくまでも一時的なものです。合わない入れ歯を無理に使い続けると、あごの骨のかたちの変形や、噛み合わせが悪くなってしまう原因になります。
歯科医師のアドバイスなしの使用はあまりおすすめできません。

あごの変形?無理に使ったらいけないんだ。

そうなの、入れ歯がずれる感じがするからって義歯安定剤を長期間使い続けるのは良くないのよ。
入れ歯の不具合は歯科医師に相談するのが一番なの。