粘膜の清掃

お口の中の粘膜のケアは、入れ歯のお手入れとセットなの。

入れ歯のお手入れのほかにも、粘膜のケアは必要なの?

入れ歯のお手入れのほかにも、粘膜のケアは必要なの?

入れ歯を使用している場合、外した入れ歯のお手入れのほか、入れ歯をつけていた口腔内も同じようにきれいにする必要があります。
入れ歯を使用している方の口腔内では、多くの細菌が入れ歯によって培養されてしまうという困った現象が起きているためです。
入れ歯と歯ぐきの間や、入れ歯と上あごの間は汚れもたまりやすく、細菌にとっては絶好の繁殖ポイントです。
そのため入れ歯の表面だけではなく、入れ歯があたっている歯ぐきや上あごなどの粘膜にも、多くの細菌がついています。特に上あごや舌には、誤嚥性肺炎の原因菌が多く付着していることがわかっています。
口腔内の粘膜のケアをしっかり行う必要があるのは、むしろ入れ歯を使用している方なのです。


入れ歯も粘膜も清潔に

入れ歯をお口から外した際に入れ歯が汚れていたら、口腔内も同じだけ、または、それ以上汚れていることを意味します。 口腔内の細菌を減らし健康なお口に近づくためには、入れ歯だけではなく、粘膜のケアもきちんと行うということを意識してみましょう。
粘膜のケアをしている間、入れ歯はお水を入れた保管用の容器などに入れておくことをおすすめします。
粘膜のケア方法は、「粘膜のケア」でご確認ください。


入れ歯をきれいにするだけじゃだめなの?

入れ歯のお手入れももちろん大切なの。
でも、お口の中が汚れていると、せっかくきれいにした入れ歯にまた汚れがついてしまうの。
無理なケアをしない範囲で、粘膜もきれいにしてほしいなって思うのよ。