口腔周囲筋ストレッチ
お口のまわりには、お食事や会話に欠かせない筋肉がたくさんあるの。

口腔周囲筋ってなーに?

口腔周囲筋とは、名前の通り、お口の周りの筋肉のことです。
唇やほほ、舌、あごなどが含まれます。
口腔周囲筋ストレッチはどうして必要なの?
高齢になるにつれて、お口の働きは低下します。
なぜ低下するのか、それはお口をだんだんと使わなくなるためです。
若い頃のように活動し、よく笑い、なんでもしっかりと噛んで食べることができれば、お顔の筋肉もよく動くので、意識して動かす必要はありません。
しかし、高齢者の方は加齢および疾患による障害やまひなどで身体が動かしづらくなり、人との交流の機会が減り、笑うことやおしゃべりすることが少なくなってしまいがちです。
また、むし歯や歯周病により歯を失ってしまい、柔らかいものばかり好んで食べるようになると、お口のまわりの筋肉はますます動きにくくなってしまいます。食べたり、飲んだりすることが難しくなってきてしまうのです。
筋肉は使わないでいると、だんだんと動きにくくなり、筋肉がスムーズに協働して成り立っているお口の働きも低下します。
口腔周囲筋のストレッチをすることは、筋肉の動きの改善につながります。つまり、お口の働きの改善や誤嚥性肺炎の予防にもつながるのです。
やってみよう!口腔周囲筋ストレッチ
舌の訓練
舌にはお口に入った食べ物をまとめる、食べ物を左右の奥歯に運ぶ、そして飲み込むためのとても重要な役割があります。この一連の動作をスムーズに行うための訓練をご紹介します。

舌の訓練を行うと、同時に舌下腺も刺激されてだ液が出てきます。だ液腺マッサージに含まれると考えてもよいかもしれません。
唇のマッサージ
舌にはお口に入った食べ物をまとめる、食べ物を左右の奥歯に運ぶ、そして飲み込むためのとても重要な役割があります。この一連の動作をスムーズに行うための訓練をご紹介します。

唇に力をつけ、食べ物を口に入れる瞬間の食べこぼしを防ぐ目的があります。
唇が乾燥している場合は、保湿剤やリップクリームを使用しましょう。
フェイスマッサージ
入れ歯を使用している方は、入れ歯を外してから行います。

フェイスマッサージは、お口の周りやお顔全体の筋肉を動かします。
ついでに中指と人差し指を使い、こめかみも3秒×3回ほど圧迫しましょう。多くの方が、気持ちがいいと喜んでくれます。
お口の働きの改善や誤嚥性肺炎の予防にもつながる口腔周囲筋ストレッチを
一枚にまとめた資料
「口腔周囲筋ストレッチ」を
ダウンロードできます。
これって、だ液腺マッサージと似ているね。気持ちよさそうなところとか。

体力のある方なら、同時にしてもいいと思うの。舌や唇って意識しないと動かしたりさわったりしないところだから、マッサージする習慣づけは、意味のあることなのよ。
